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免震への思い
免制震設計リーダー:江藤啓二(えとう けいじ)

プロフィール
大分県別府市出身,温泉好き。地震国の我国において,安全な建物を造るために建築構造の大切さを大学で学ぶ。その後,総合建設業の技術開発部門に15年間従事。大分大学博士課程に社会人として在籍し,耐震要素を組み込んだRC建物の地震応答に関する研究を行い,2003年に大分大学より博士(工学)を授与。縁あり2008年4月より兜ミ平設計へ入社,構造設計を行っている。現在,免震建物の良さを信じ,世に広めるために日々奮闘中。構造設計一級建築士
(背景)
1995年に兵庫県南部地震が発生し、多数の尊い命が失われました。その死因の実に77%が圧死、窒息などであったことが、厚生省大臣官房統計情報部人口動態統計課調べの資料に記載されています。すなわち、建物の倒壊や建物内部の収容物によって命を落とされた方が多数いたということになります。またこの震災では、これまで行われてきた耐震設計が概ね良好であったことが証明されましたが、一方で地震時に入居者は揺れの恐怖を感じ、また地震後の建物の復旧に多大な費用を要し、結果として資産としての価値を失った建物を目の当たりにしました。

(『免震』への思い)
このことから、設計の選択肢として高い耐震性能を有することに加え、地震時にも居住者が『慌てない』性能を用意する必要があると確信しました。そこで私たちが注目したものが『免震構造』です。免震構造は、建物の基礎部分に免震装置を配置し、地震時の地面の揺れを建物に伝えないようにするもので、地震時に骨組の損傷を抑え、収容物の転倒や滑働などを防ぎ、居住者の揺れによる恐怖を小さくする意味で、最も優れたシステムと考えます。

地震国である我が国において、地震時の建築物の居住性能の向上や、地震後に建物が健全であるということは、人命や財産保全の観点でとても大切なことだと考えます。
わたしたちは、保有技術を駆使し、免震建物をはじめとする「高耐震建物」の実現に全力を尽くします。


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